おめでとう
また一つ大きな舞台へ立つ
昨日のリキッドルーム公演でBIGMAMAが武道館ワンマンライブ開催決定を発表した。
行ける確率は0%で、そこから増えることは絶対に無いと分かっているのに、それでも手帳へ10月15日”BIGMAMA@武道館”と記入してしまう
『ささやかなお知らせ』
そう前々からHPでも伝えられて、また自主企画でもやってくれるのかと思いきや…武道館ですか!!!!BIGMAMA!!!!!本当に、本当に本当におめでとう。
お知らせのお知らせ などとよく分からない通知がSNSで回ってくるこのご時世に「ささやかなお知らせ」と、まさに小さなプレゼントボックスに他のどのボックスよりも大きなプレゼントを詰め込まれた気分である。そして、BIGMAMAはそういうことを平気でするバンドなのである。
最初は行けないことがあまりにも悔しく『へぇ、おめでとう』くらいのテンションだったが、だんだん『え?あのママが武道館に立つの?』『10周年で万を辞して?』と久しぶりにライブの発表にウズウズした。その矢先、金井くんのブログが更新された
そこにはある親子の話が書かれていた。
最後にBIGMAMAを見たのは丁度学祭シーズンで、10月に薬科大でのライブにお邪魔した。
そこでのMCが強烈で、『ミュージシャンになると親に伝えたら猛反対を受けて2年ほど親父と口を聞けなかった。
でもそう伝えた翌日に親父と1度だけ会話があって。「お前が巻き込んだ人は不幸にするな」って。初めはメンバーのことだと思っていたけれど10年経つともっと大きいことを言っていたのだと理解しました。そして「不幸にするな」という言葉。誰かを直接的に幸せには出来ないけれどBIGMAMAの不思議な音楽の力で不幸から少しでも遠ざけてあげることができる そう信じて音楽をやってきました』
と。私は1人崩れながらも「このバンドを信じればわたしは必ず幸せになれる」と心底思った。
ブログを読んで、このmcの内容はもしかしたら他の場所でもしていたのかもしれないが、直接金井くんの口から聞けたことは本当にラッキーだと思った。やっぱり胸に突き刺さっただけあって、かなり本人にとっても貴重な話だったのだろう。
そしてこの時には既に武道館公演が決まっていたのかもしれない。いや決まっていたはずだ。そう思わずにはいられないMC、そして昨日更新されたブログだった
とりあえずキャパが埋まるようになったから腕試しに武道館やっとけブームが来ようとも、今日のフォーリミ武道館公演の大赤字がささやかれようとも、ここに行きたくても行きたくても行けない少女がいることも関係ない。私はBIGMAMAがBIGMAMAらしく最高のロックを聖地、武道館で思いっきり響かせて欲しいと願う。(あとお父さん来るといいね。)
武道館の入口に『BIGMAMA』の看板が設置され沢山のバンドから祝福の花束が送られているのを想像するだけで胸がいっぱいになる。
まだ季節は冬(暦的には春)だけどきっと一瞬で季節は過ぎてこの特別な日になるのだろう。