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くうねるところにすむところ

寝て起きて音楽聴いて飯食って

世界が終わった理由を僕は忘れた

ライブ

まだ肌寒い2月の雨の日にわたしは4人のバンドマンによる小さな小さな戦いを見に行った。

cinema staffに出会ったのはただただ好きな人がこぞってオススメをしていたから。

当時の一番の新作で何気なく買ったWAYPOINT E.P.が個人的に物凄くいい1枚となった。そこからすぐにほかのCDも集めて、日常的に聞くように。

それでもなかなかライブには行けず、去年の11月運良くチケットを取っていたサイダーガールのレコ発ライブに対バン相手として呼ばれた時、初めて彼らの演奏を見た。

正直、鳥肌が止まらなかった。

そして「こりゃワンマンみなきゃ!」という気にメラメラなり翌日の古参主義は流石に無理があったので、今回の東名阪ツアーにお邪魔させてもらった。

という長い長い経緯があっての箱庭戦争…本当に最高でした。

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セットリスト
SE︰泥棒

エゴ

優しくしないで

 tokyo surf

希望の残骸

革命の翌日

蜘蛛の糸

ビハインド

into the green

特別な朝

棺とカーテン

発端

いらないもの

日記

AIMAI VISION

theme of us 

exp

KARAKURI in the skywalkers 

返して

(アンコール)

新曲 

西南西の虹

 

全20曲

セトリに美しいと感じたのは初めてかもしれない。1発目のエゴ『だいたいのものは捨ててしまえる』からエンジンがかかり銃攻撃をするようなヘビーな音。ステージが光り輝き、飛ばしまくっているリズム隊へ飯田さんの甘い声が乗る。

そのまま駆け抜け2曲目「優しくしないで」。わたしは初めてのワンマンだったので全然分からないが、この曲ってこんなさらっとやるもんなの???これまたシネマの持ち味、心の奥底まで響くロックメロディからのギターの透明感溢れるフレーズへの流れ。思い描いていた通りの景色すぎて…三島さんのシャウトもキレてたしあの2人の声のチェンジの瞬間が好きです。「未来なら賽で決めようぜ」っていう歌詞歌う時の飯田さんの瞳にすごく吸い込まれた。

 3曲目「tokyo surf」

ライブをみて一気に好きになった曲

何故か分からないけど東京出身のアーティストの「東京」という歌詞タイトルや歌詞自体よりも、「岐阜県から来ました」って自己紹介するシネマの方が何倍も何10倍も東京が摩天楼になり、より一層孤独を感じてしまう。そこへ一筋の光として鳴るポップミュージック。

どこまでもポップが好きなのでこの系統の音が本当に心地良い。クラップも4人の奏でるメロディにいいスパイスとなっていて聞いてて楽しかった。

 4曲目「希望の残骸」

言わずもがないい曲に違いは無いけれどこのセトリの中だとすこし感動が薄れるのもまた面白かった。他の曲良すぎるんだもの!しょうがない!

シネマのアルバムリード曲にハズレは無いし、見事にそこから沢山出してきてくれた。わたしはMVとは違いイントロからもう明るくて暖かいイメージを持っていてやっぱりそれを強く感じたライブでした。希望の残骸っていうタイトル何度口に出しても最高すぎるし、その残骸を集めてジェットコースター作ってまたの名は可能性………………!!!!!(収集つかなくなって近くにあるクッションを殴る)

サビの裏ベースメロディがすごく好きで丁度三島さん側だったので存分に眺められました。

 

「革命の翌日」からの「蜘蛛の糸」。アルバムとは逆に持ってくるところが遊び心満載だと思ったし鋭いナイフのような飯田さんの声も好きで、鳴り過ぎないリズム隊もまた良かったです。シネマの歌詞の『彼女』ってどうしてこんなに消えてなくなってしまうそうなんだろう。目の前にいるはずなのに触れてしまえば真実を知ってしまう そんな存在証明のいる子だと思う。

ここでこのメンバーがこうした!とか覚えられていたら良かったのだけど、やっぱり最初はただただ音楽を楽しもう と。記憶力今がピークのはずなのにな〜

「蜘蛛の糸」のイントロはすごく長がったイメージ。お客さんは見渡しても見渡しても綺麗なお姉さんとお兄さんばかりでオラオラ歌う三島さんのことを動かずにじっと見ているというシュールな空気でした。アウトロ終わってすぐ脳内では「革命の翌日」なのであぁさっきやったやん!と1人でツッコミを入れる。

 

7曲目「ビハインド」

 E.Pから来ました!続けて演奏すると思ってたから「優しくしないで」にはかなりびっくりしたけど、赤く照らされた4人と縦にもよこにも流れるメロディに振り回され気付いたら曲が終わっていた。ただただかっこよかった。

 

 

8曲目「into the green」

もう訳が分からない。

一生聞けないもんだと思っていて、むしろ聞けなくてもいいと、そうやって私は死ぬべきだと思っていたので息を吸う音、出てくるフレーズフレーズに命が篭っていてステージが緑1色に光り、夏の匂いと胸の鼓動とその鼓動が消える音を奏でる彼らを見ることが出来て本当に嬉しかった。柔らかくて愛おしくて太陽の匂いがして。

間奏では緑のステージがメンバーも見えなくなるほど一気に白くフラッシュし記憶を辿っている隙間からの漏れが心に刺さりました。

大好きです。

 

この辺りで精神的に辛くなってきて(あいゆえに)、あぁもう終わって……わたしはこのまま泡になりたい…………と願っていると9曲目「特別な朝」が始まる。

ギター2本の強さというか、こうして前半後半で入ってくるのも良いし、本当に好きだし。ここのブロックが個人的に殺しに来られて実際心が号泣していました。

青い光と小さな箱ならではの手作り感のある銀の反射ライト。このライトがまたいい!スッーと長く一色線に伸びてメンバーも抜いてそのままオーディエンスまで伸びていく。

普段のセトリを知らないのですが初めてしっかりシネマをみて「特別な朝」を聞けたのはかなり嬉しかった。

シネマの好きなところってまさにギャップだけどこの曲はより出ていて好き。飯田さんはハスキーに甘ったるい歌声で言葉を紡いでいるのにベースギタードラムは裏でめちゃめちゃロックなことをやっている それは私にはすごく新鮮でアルバムの中にも1曲の中にももちろんライブの中にもシネマらしさが沢山入っていて良かった。

 

10曲目「棺とカーテン」

into the greenで心をボロボロにしておいて次これを出してくるバンドよ…もうそろそろしんどかった。歌い出しの裏のドラムがすごく足踏みみたいで好きだしそのまま止まれなくてワクワクで溢れていた。

『鏡の中では2人の僕らが笑った』からのギターの変わり様も好きで裏表が表れている感じが良かったです。

 

11曲目「発端」12曲目「いらないもの」

そろそろ帰りたい!(ダメです)

飯田さんは体感40分と言ってたがわたしはそれはそれはボロい木製の船にお供無しで1人、流れるまま旅をしてる気分でした。この曲こそ聴けるとか思ってもいなかったのでありがとうございました。

歌う時の飯田さんの魅力に引き込まれるのはもちろんなのですが、何故か見れなくて。余計心の余裕が無くなるので三島さんの前で思うがまま揺れていました

時々裏返る声までもすきです

 

13曲目「日記」

『みたいな』のワンフレーズの破壊力と世界がひっくり返るたった一言の魔法。

笑って飛ばしちゃうような曲なのにどこかエモくて陽だまりの中に漂うような気持ちにさせてくれる。コーラスもボーカルと対立することなく溶け合ってドラムの1音、ギターの1コード、ベースの少しのアレンジその緻密な音の集まりが綺麗で尊かった。

 

14曲目、初めて買ったE.Pから「AIMAI VISION」

どちらかというと最近の歌詞の方がわかりやすくて、直接的で好きなんだけど、その象徴と言えるのがこの曲。四つ打ちから始まるイントロで、長い長い1本の道が見える。それは最初ボヤけてなかなか真っ直ぐに進めなかったけれどサビで一気に晴れて突き進むそんな曲。

『I wannna』の響きに異様な心地よさを覚えているわたしにはたまらない歌詞。

演奏する姿が見れて嬉しかった!

 

 

後半戦1曲目「theme of us」2曲目「exp」

なかなかキマらないMCに三島さんが「30歳40歳50歳になってもこうして音楽やってる俺らと君達のテーマソングです」とカウントからのこの曲。オーディエンスも湧きメンバーも弾けた笑顔で会場を鳴らす。

 何度聞いてもいい曲は減らずいいものなのだ

頭を空っぽにして大好きな『大きな音』に身を任せクラップしたり跳ねたりマイナーじゃないからこそ(?)の楽しみ方もすごく良かった。

このバンドと一緒に年取れたら幸せだろうな

ポップが好きだから、わたしはポップが好きだから、変にしんみりした曲風よりもこうして人生のテーマソングの方がうるうるしてしまう。お客さんもメンバーも楽しそうに音に酔ってる空間が大好きで、止まることを知らないロックンロールが本当にかっこよかった。

 「一緒に歌ってください!」の煽りに乗ったのは久々だった

 

17曲目「KARAKURI in the walkers」

好きだって!何度言えばいいのか!!

暇さえあればinto the greenを流しこの曲で生きた心地を味わっている人がこの世にもいるんだよ。

攻めコーナーからのこの曲はかなり滾ったしセトリ組むの上手いと思った。

青空いっぱいに広がる自分の世界と、そこで感じるちっぽけさだけれど風の冷たさまで感じられるメロディ

大阪の小さなライブハウスでこの大戦争を見れて良かった と心底思えた

 

ラスト「返して」

最後かーーー!!コレが最後なのかー!!!と誰もが思ったはず。なんならアンコール1発目に持ってくるものだと思っていた。

飯田さんと歌に三島さんのコーラスで厚みを増して『小説の山にそっと火をつけ たきびをして遊ぼうよ』の幼心のアイデアみないな歌詞なのにすごく切なくて失うものの怖さをひしひしと感じた。

『だいたいのものは捨ててしまえる』から始まり『か、え、し、て』で終わるこのライブは終始本当に美しかった。

 

ゆるゆる出てきた久野さんが三島さんのマイクでサッポロビールを開ける音をドヤ顔しながら拾うゆるゆるアンコールから一変、新曲が披露。

これが「わあ!cinema staffだ!」の感想以外全然覚えてなくて。2番サビ前のギターフレーズが好みだったことをご報告します。

 

ラスト「西南西の虹」

ここでやっと起きるモッシュ

別にウェイでも無いしむしろいつもモッシュが嫌で二回指定席を取るのだが、無いと無いで隣の人への接触などに配慮しなくては行けないから発生した流れにそのまま突っ込み最後1曲好きなように動いてきた。

わたしは辻さんが好きなのに全く見えないポジションについちゃってて結局ずっと三島さんと飯田さんを交互にみてたけれどここでやっと!目の前に辻さん!!

ああやって可愛い顔して一番ロックンロールなことしてるギャップがたまらないんでしょうな。心がウズウズしました。

ストラトお客さんに預けて上に登りそのままストラト取り上げて天井に登りながら弾くという天真爛漫プレイ!

1度埋もれていたわたしの顔をしっかりみて、指さして歌ってくれたのが本当に嬉しかった

 

 
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 オマケでピックを貰ったので飯田さんの「バンドやろうぜ!(キラキラ)」を一生忘れないようにそっとエスケーツーのピック入れに入れた。

 

本当にツアータイトル通りのライブで大満足でした◎
新曲もあるみたいだし、また大阪でまってます。

 

ライブ終わりにさくらさんときゅーちゃんとチラっとお会いできて嬉しかった〜!(というかきゅーちゃんは本人気づいて無かったけれどライブ中ずっとわたしの左隣にいた)

例の東急ハンズの食パンクッションすごーく気になるしお泊まり会本当に楽しそう!そして早くライブ終わりにお酒をのみたい。真剣に思った。

 

いいライブでした。ありがとう。